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藤岡 美保

怖いを連呼するあなたへ



あなたの周りは怖いの海
息が出来ず、真っ暗で、底が見えない
手足はこわばり動かせない
この先、どうなるのかわからない
不安と怖さ

わたしが見えているあなたは、怖いの海に溺れそうになっているあなた
自分の周りぐるり海水のような怖いの中に浮かんでる

わたしにはそういうあなたが見える

こんな時どうしたらいいのか

あなたもあなたが見えるといい

あなたが怖い中にいることがわかるといい

あなたは怖いと思ってるよ、見えてるよというかもしれないけれど、わたしが言う見えるとかわかるというのは、「自分は怖い(の海)の中にいると思うこと」を指してます

怖いと文字を連ねた時、あなたは怖いの海の中にいるだけで、怖いと思っている自分は見えていない。なぜなら怖い、怖いと言っている真っ最中だからです。もっと言えば、怖いと言っているだけなのだから

透明の水槽の真横から、または海上の遠く上から、怖いと言ってそう書いているあなたをあなたが見る時、あなたは「私は怖いと思っている」と自覚する
怖いのは分かる、感じている
でも怖いと思っている、感じている、考えているのは自分だという感覚には無自覚

その自覚こそが、怖いから離れる瞬間です
それが「今、ここ」です

その時、あなたは怖いの海に浸かってはいるけれど、海面に顔を出し、ふり仰ぎ本体のあなた自身を仰ぎ見る

見ている自分が本体です
上から見ているあなたが本当のあなたです
そうしたら、そっと手を差し伸べてあなたはあなたを水の中から救ってあげることができる
濡れた服を乾かしてあげることができる
思い切り抱きしめてあげることが出来る
幸せを感じることができる

あなたを助けられるのはあなたです
感情のど真ん中に居る時、それは怒りでも、悲しみでも、もちろん喜びの時でも、自分はそこにいません。我を忘れる喜びというのも当然あって、楽しいこと、嬉しいこと、歓喜の瞬間もそうです。でも人はネガティブな想いの時の方がとても強く、強固に自分を忘れてしまう。だから余計に苦しくなるのかもしれない。
こう書いている自分もそうだし、「くっそ~~」と地団駄踏むことも本当によくある。ああすればよかったこうすればよかったというのは、人の持つ常の有様です。
それでも、それがいつまでも続かないということもこの頃は知ってわかっている。いくつもの「魔法の言葉」や「自分を踊らす杖」を使って、それをやり過ごすこともある。
「魔法の言葉」というのはワンネスを思ったり、それに連なる本を読んだり考えたり、そういうサイトに行って、上記に上げた言葉や思想を何度も身体に通すこと。
「自分を踊らす杖」は、時に自ら動いて、そういう場所やサークルへ出かけて行くこと。同じような考えの人は驚くほど多くいて、しかも案外身近だったりする。
閑話休題。タイトルとは別の話。
自分の嫌な面や不足している部分をどうしたらいいかという悩みもあります。
これらは、今の自分の否定です。つい先日も人の話に寄り添えないなあ、自分の意見を言ってしまったなあと、やったことに対して後悔でいっぱいになっていました。
やっぱり「聞く」ということを強化したほうがいいんじゃないかとか、なぜあの場でああいう風になってしまったのかとか、あれこれ考えて盛大な「反省会」を当分の間やっていたのですが、一番の、根本の問題は、それを私は楽しんでいないということ。その一点です。人の話に寄り添えないという私自身を自覚すること、それは苦手だということ、そこに良いとか悪いとかのジャッジを加えないこと。
・・・と書きながら、自分の中でムクムクと「でもね、足りないものはやっぱりつけくわえる努力をしなくちゃならないんじゃないの?」と言う声が頭の後ろ辺りから聞こえてくるんです。努力云々は別としても、~すべきという思いは私だけじゃなく多くの人にあると思う。もちろんしたければすればいい。それだけのことです。
ただ、楽しい、やりたいという思いに駆られたときにする行為は、努力してやったときよりはるかに越えた結果をもたらすことが往々にしてある。だから、自分の好きや、興味ややりたいにもっともっとフォーカスした方がいいんじゃないかと言うのがこの頃の結論です。
また結果を出すために楽しいことをやるわけでもない。やっていること自体が楽しいからそれをやるわけで、そこは成果とはさほど関係が無い。結果が良ければそれでまた佳し、程度のこと。
先にあげた怖いを連呼する人の雁字搦めさを解くのは、あなたは怖さの中に留まっているということを伝えることから始まる。伝える時、それは怖くないよではなく、それは怖いものなんだねという十分な共感が必要だ。もしそれが思えないのなら、そう思えない自分を自覚するだけ。そこに否定をいれないこと。今はそうだということ、だけ。この先はわからないということ。
人の弱さはまさに己の弱さだから。

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